【アートディレクションについて】
この卒業研究展は、大学での4年間の成果を皆さんに披露する晴れの舞台です。2期生全員で開く最初で最後の大切な発表の場を、きちんとした形でお見せたい。その「見せる」ことを意識した結果、額縁のデザインに考えが至りました。
額縁ようにの重厚感のあるデザインは、その場所での存在感を持つと同時に見る人の印象に残り易くなります。額縁が若干滲んだりかすれているのは、デジタルだけでなく、手を動かして作るアナログ感も大切にしている私たちのモノ作りを表しています。
【ポスター】
1番「見せたい」情報である「札幌市立大学デザイン学部卒業研究展」を額縁の中心に配置しました。文字は、しっかりした雰囲気を持ちつつも柔らかくて、少し抜けたかわいらしい印象を持つように手を加えたつくりとなっています。
また、私たちが2期生になので「2」の部分に蛍光ピンクを入れて強調してあります。全体を装飾するのではなくワンポイントにすることで「お互いの個性を発揮しつつも、上手く共存している」という2期生らしさを演出しました。
【DM】
DMは中心部分を手で切り抜く事ができて、額縁を通して作品や人などの様々なものを見ることができます。ご来場された方達に、ただ作品を見てもらうだけでなく会場で楽しんでもらうことができるように考えられました。こちらの「2」の部分は、印刷ではなく1枚1枚を手作業で愛情をこめて塗りました。
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